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無意識のデータベース
2024 May / 17 Fri ×
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2007 July / 11 Wed ×
(金沢で初めて住んだ家の居間だ)
今はココに住んでいるらしい、
部屋に入ったところに2人の人影、
パペットと遊ぼうとした髪の長い女の子が右にもう1人いた、

ワタシの視線は12歳ぐらいか、
女の子は10歳ぐらいの、キャロルだ。
パペットがイタズラをするようになってくる、
キャロルが嫌がる、
逃げても木彫りにニスを塗った質感の手の部分がキャロルに伸びる、
ふざけて笑っていたのが悲鳴に変わってきたから、
パペットの頭部が死人の首のようになったから、
その首を部屋の窓の外へ放り出した。

外は雨が降ってる。
居間の外は小さな庭になっていて、
木の植えてあるそのあたりに首がちゃんと立っている。
恨めしそうに見ている、頭部にはまだ髪が残っている、
雨に血が溶け出したか顔を流れている、
腐った右側の顔の目が潰れたままだ、
悪意を感じて、彼を殺すことに躊躇しなかった、
銀色の旧式の拳銃で、部屋の中から額を狙った、
ガラスに穴が開いて、銃声が轟いた、雨が振っているが近所に聞こえたかもしれないと不安になる。
首の額に穴があいた、
苦しそうに呻いて、俯いた。
古いだけに弾丸も小さくて破壊力が無かったのかもしれない、
即死を期待していたが俯いてまだ呻いている。

…まだ、呻いている、
呻いていた首が起き上がる、マズイ、彼は不死身か、と思う、
苦しそうに喘いでいる首にもう一度狙いをつけた、
引き金が軽く滑った、
弾丸が発射されたかどうかもわからない、
首はまだ呻いている、
身の危険を感じたか、地面から起き上がり、
首はその首にふさわしいボロボロの汚れた海賊服のようなコートを羽織った体を手に入れていた、
拳銃から逃れるように居間の外から左側へ足を引きずるようにして逃げていく、

もういちど、狙いをつけた、

こちらに背中をむけたまま、「助けてくれー、」と懇願するような声を出した。
悪意はまだ感じる。
即死させられなかった自分に忌々しく思う。
オマエを殺すことがその痛みから助けることだと思う。
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