訓練生達は食堂に集められていた、
何か露出の多い水着を着せられていてﾁｪｯｸを一度ﾊﾟｽして食堂に入った、
2度目は上着を着てﾉｰﾁｪｯｸで入ったが先に入った時に食事を置いた席を忘れて戻るのに時間が掛かった。





集められた訓練生達はﾀﾞﾝｽをすることになった。
主催者のような女性が皆に模範指導をしたが祭典基準がよくわからなかった。
とにかく演技を一度みんなでやるとか、やらないとか、
混乱しているなかで結局は一時小休止になる。

ﾚｯｽﾝ室の前の方に体育教師がいる、
2人の指導員がいて、ｽｹｼﾞｭｰﾙ？ﾁｰﾑわけ？を決めているようだったので其処へ近づく、
もう1人の指導員はｵﾘｴﾝﾃｰﾘﾝｸﾞをやろうとしていた。

学校…この場合は高専の敷地が頭に浮かんだ、
縦断したり、斜めに横断したり、ｵﾘｴﾝﾃｰﾘﾝｸﾞの道しるべはそれなりに危険だった。
昔のこの敷地は、軍事系の医療・薬学研究施設で死体を扱うｺﾄが病院ほどではないがそれなりにあった。
そのため、やはりある種の"霊場"になっている、
夜中の暗い森の中で正門を閉じて鎖で錠前をされた学校の景色が浮かぶ、
その指導員は歴史か神道の"先生"でもあった、彼がｿﾚを行うことは何か、意味がある。






目を覚ましたのは夜中の1時を回ったところだった。
真っ暗な和室、布団が2組、隣には"先生"の妻？とおぼしき老婆。
枕元には火が消えたｽﾄｰﾌﾞと、
新築の家の和室のように全てが白っぽく、新品だった。
夜の暗さに灯りを灯そうとしてｽｲｯﾁを入れたつもりだったがｽﾄｰﾌﾞが点火した。
ｽｸﾞに消すが、ｽﾄｰﾌﾞの上に置いてあったﾀﾝｸ？の中身が無くなっていた。
老婆はその物音に気付いて、
ﾀﾝｸは乾燥防止のためのやかんの代わりに使っていたようで、水を入れてくるようなｺﾄを言う、

枕元にはその他にも恐竜を模した高さ30cmほどのﾌﾟﾗﾓﾃﾞﾙや超合金の玩具が並んでいる、
彼らが口々に5属性だか6属性だかの配置を言う、
…"先生"が向こうの世界に行ってしまったｺﾄで魔界の住人の侵略が始まったらしい、
彼らが口にする数字は基盤のﾏｽの位置だ。
ｹﾞｰﾑのﾙｰﾙを私は知らないが、2ﾀｰﾝ分の配置を聞いて、老婆は"先生"のゆかりのひと？に何事か伝えるために部屋を出て行った。


竜の形…
魔界がこんな風にまとまるｺﾄを以前にも阻止したことがあった、
兄はどこへ行ったのか、妹は兄の跡を追い、田舎の町の屋台(粥とか麺とか)の席にいる。
地元の針子の仕事をしているようなｵﾊﾞｻﾝが、兄の姿を見ていた。


旅装束の兄が訪れたのは旧知の知人の家、
中国古典ﾄﾞﾗﾏのような民家に入り、机の上に"籠"を置いた。
知人の家にやってきたのは"籠"の中で困ったことがおきているからだった。
何事か、大袈裟に語りながらおどけながら、ｷﾞｬｸﾞのように"籠"の中に"落ちた"兄、
心配した知人も"籠"の中を覗き込むと、"落ちた"。


"籠"の中は結界の世界が広がっている。
竜神を祀った神社のような、派手な装飾の(蒼に金、とか赤に金とか、塗りの柱に彫りﾓﾉの装飾)鳥居が連なった入り口を抜けると
広大な砂漠が広がっている、鳥居の後ろは砂漠の中の広大な湖のようだ。
知人が呼ぶと兄は待っていて砂漠の入り口に、この結界の守護神の化身のﾄﾞﾗｺﾞﾝ(尾の短い西洋風)と供に沙漠の奥を見る。

影が濃いい、その影は結界に封じたはずの何かが、結界の世界を浸食している証だった。
影は黒の中に青色の粒子が気泡を帯て混ざっていて、病的な滲みになって広がる、

砂漠の向こうから現れた封印されしﾓﾉは、結界の守護神と同じようにﾄﾞﾗｺﾞﾝを模してはいるが
異様に変形していて巨大な膨らみになって彼らの前に現れた。
このﾊﾞﾄﾙの結果はわかっている。兄が知人と協力して、この結界を守り抜いたのだ。