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無意識のデータベース
2024 September / 21 Sat ×
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2004 June / 07 Mon ×
リーダーの男、サブの男、メンバーの女の3人パーティ。
前のイベント?の街で手に入れた金貨の袋を持っていた。

着いたところは城?何かの施設?
組織だった警備兵たちがウロウロしていて3人の正体がバレそうになる。
警備兵たちはリーダーを探しているようだ。
なるべく仲間と思われないようにバラバラに抜け出すコトにした。

螺旋階段を降りていた。
塔に隠してあった金貨の袋を、
中の金貨が動くたびに音を立てないように固く包んで、
胸の間、足の間、に挟んだり隠したりして階段の最下部についた。

リノリウム板の床、無彩色の壁の色、学校の施設のようだが、
ヒトはいないし薄暗い、灯りがないというよりも霧に包まれたような視界の悪さ。
女子トイレの標識を見つけて入り込んだ。
コインロッカーとトイレとシャワールームの併設されたところだった。
ロッカーブースに入浴を終えたらしい貴族階級らしい身なりの16歳ぐらいの少女がいた。
私といえば難民さながらの格好で、
彼女がいるならクリムゾン(特別治安部隊)も手が出せまいと下心で入浴許可を伺った。
彼女がいたのは身障者マークの浴室だった。
育ちがいいのか彼女は良識のある人のように快諾してくれる。
もう少し仲良くなる必要があるかな、と思い、彼女に介助はいらないか訊くが、
返事はNOだった。なるべく自分のコトは自分でしたいんだろう、と思う。
警戒心がないように服を脱いで浴槽を覗く。
一般人の使用許可もあるにはあるが、こっちは特別なつくりになっていて大きい。

そんなところに捜索隊が入ってきた。
リーダーを探している。まだ捕まっていないんだ、と安心する。
ワタシは彼女の従者のように振舞った。
金貨の袋は巧みに隠していたが見透かされているような気もした。

真夜中の路傍。
ようやく合流できた3人。
金貨を分けようとしたが制された、まだ安全地帯じゃないって理由だった。
目の前に出した途端、発見される可能性もある。
私たちは城へ行った時の道を逆行した。

真夜中の灯りは月の紫のビロードのカーテンと城の100万ドルの灯り。
それ以外は漆黒の闇。
その闇の中に私達は路傍の草と一緒に生きている、そんなことを考える。

明けて朝、ボロ布で張ったテントから出る。
豆炭で火を起こして腹ごしらえの用意をする。
手に入れた金貨を分ける算段をした。
テントから這い出てきたミュータントの男(鋼の錬金術師トカゲ男風)、大男、中肉中背のリーダー、そして私。

プールの前で模範演技を見ていた。
リフト→宙返りと、×××だった。
水の中に入って準備をする。
初心者なのは黒ビキニのインストラクターもわかっている。
できるかどうかより、やるかやらないかにかかっていた。

リフトは苦じゃなかった。
プールからあがってさらにデッキを上り、2階建ての通路から奥のロッカールームへ向かう。
どこか民家の台所、清流の傍に建っている、そこに手を加えたはずだ。
飲める水が配管に引き込まれているはずで、
キッチン、シンクの横に灰色のプラスチック製の管から水が滴っていた。
「清流の水」だったはずが、鍾乳洞の硬化したアレ、
水の中のあらゆる汚れとミネラルが化合してグロテスクな塊となってこびりついていて飲めなくなったように思った。

シンクロの指導は続いている。
路傍の仲間達は臆してなかなかクリアできないでいる。
やるかやらないかにかかっている。
それは変えようのない暗黙の倫理だった。


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