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無意識のデータベース
2024 September / 23 Mon ×
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2000 July / 31 Mon ×
中学生ぐらい、友達たちと田園の通学路を歩いていた。
田舎のにおい、
土曜日の、帰っても何もすることがない暇な日の午後の予感。
道の両脇にイネ科の雑草が生えていて、それがつけるオクラのような形のした実の中は
マジックテープのように張付いたら取るのが大変で、

それを広げておいておくと虫取りになる。
虫が嫌いな私はその実を広げて宙でふりまわす。友達たちも同じ事をやってた。
その日はおもしろいように獲れた。ってゆうかとびすぎ、虫。意地になる。


その中に黒の縁取りの紋白蝶の仲間の蝶々がくっついていた。
そうっとはがしたはずだったがやはりうまくとれなくて
彼女の羽はぼろぼろになって体の方も少し傷ついた。
失敗して身がはみでたのよりマシだろうけども、、、

飛べなくなった彼女を仕方がないから駅まで連れていった。
ひどく悪態を突かれていた。
背格好は12、3歳ぐらいの生意気そうな女の子だ。
姿は人間でも人間でないもののゆうことだしな、
と僕は素直に謝り続けた。

駅に着くと彼女はとたんに上機嫌になった。
帰れるからだ。
駅の上には幅広の高架道路があって丁度屋根になっている。
一時間に2、3本程度の電車しか来ないのにホームは5、6本ある。
すべて行先が違うのだ。
彼女が乗るべき電車が来るはずのホームに立っていた。
彼女はおおはしゃぎでホームの先端に走っていった。
ホームの掃除中の駅員が話掛けてきた。

毎度。僕です。いつものヤツです。
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