忍者ブログ
無意識のデータベース
2024 September / 21 Sat ×
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2002 November / 15 Fri ×
薄暗い部屋で、誰かがシャワーを終わるのを待ていた。
明りを点けないで、カウンターテーブルに座って、待っていた。

…出てくるのを待っていたはずだったが、
置いてきたらしい。
駅の向うに行くつもりが、駅前の総合音楽ショップに入ってた。
入口にはSELESの音楽ソフトが並び、中央にキャッシャー、奥にはラウンジと楽器。
店内を物色していると、その奥のラウンジに知合いの夫婦がいた。
子連れで。
まだ5歳ぐらいの子供を連れた30歳前後の夫婦は、私の昔の仕事仲間…のようだ。
奥のラウンジに行きかけて、キャッシャーに並んでる、
コントラバスを背負った川■を見付けた。
部屋においてきたのに、追いついてきたの?
何、コントラバス買うの?弾けんの?と戯れ言を言い、
今気がついた、という風にその夫婦に声を掛けた。

夫婦の反応も、わー、久しぶり、というカンジで、
その男性の方が私の昔の仕事仲間の■マちゃんのようだ。
事情を知っているのか、川■はさりげなく女性の方をレストルームに連れ添った。
■マちゃんに云いたいことがたまってた。
今の職場の愚痴を聞いてもらいたかった。
愚痴、愚痴、愚痴、
妻がトイレから戻ってきた、店内は職場に代わった。
話は打ち切りになった。
TVのセットみたいに、立ち尽くす人々が見ている前で並んでシゴト机に座った。

新しいプロジェクトの発表と同時に席替えをするから、と、
奥のフロアに案内された。
スチールラックに向かい合わせに、サイコロのような立方体のHDとPSのコントローラ、
まるで使い古されたカスタマーセンターのような詰め込まれた座席。
そのスチールラックの後ろは、下のフロアが丸見えで、
そう、まるでバルコニーにこのスチールラック18席はあるのだ。
おっこちそうなデザインだ…。
キャビネットに据えられたマシン群は配線が絡まりあっていて、
特にコントローラーをほぐすには手間がかかった。
この部隊は女性だらけで、■木さんやら■村さんやらいて気が重くなった…
配線に手間取っている間に、コーナーの一画で、
ホワイトボードの前で全体説明があり、出遅れた私は説明が終わる頃、
ようやく黒山の人だかり、人垣の後ろでホワイトボードを見た。
主要人員配置をノードで説明してあって、自分の名前が書いてある。
隣にいた■Kの平■さんが私の役割を教えてくれた。
「■■■サポート」という役割。…何するんだろ?見当も付かない…。
ホワイトボードの前で説明しているのは■I■上さん。
説明を終え、解散になった。

ホワイトボードのある一画の、
スチールラックを挟んで反対側に一基のエレベータと、レビューテーブルがある。
そこに小■と川■。小■は何か書き物をしていて、川■はぼんやりしている。
私は、なにしていーかわからーん。とりあえず全体仕様書でも読もうか?
なんて報告し、小■が云うには、まだ■OKも終わってないから、
このプロジェクト的には作業の発生はまだ先だし、それでいいよ、とのこと。
席はまた変ってしまって、遠くなってんだけど、やることはかわんないみたいだ…。


空港か、駅か、待合室で待ち合わせをしていた。
ドーム状の、お子様待機室じみたペイントの待合室で、
待っていたのは■恵ちゃんと、女性だった。
私が連れていたのは川■だった。
私の左側の背後から現れた川■は
■恵ちゃんに「カレシです」と、こともなげに言い切った。
4人で話しているが、なんだかネジが外れたみたいに、
ベタベタ、しているというか、守られているというか…
それが当たり前みたいな様子だった。
手が離せない。
首筋をキスされて、キスされて、エロい気分になってきてしまった。
この上なくシアワセで、
■恵ちゃんが、テーブルの横のソファにどっかり沈んで、抱き枕を抱えながら笑っていう、
お互いがいないとダメみたいね、
そんなコトバに臆面もなく納得した。
川■をみるとタバコに火を付けていた。
何時の間にコイツは私の趣味に合わせたんだろう?
と思う。タバコに火を付けながら、右手は私を抱えたままなんだ。

■恵ちゃんはソファの後ろにヒトがいる気配に驚いていた。
…と、咆哮一番、立ち上がったのは日焼けして白い特攻服を着た■村■堂だった。
…浮浪者?
咆哮と供に彼は外に出る。私は追い駆けていく。
真夜中の恵比須ガーデンプレイスの橋の道路、のような、
通りに面していた建物から出てきた私は、橋の方からやってくる武装した大型バスと、
それを制止しようとしている警官隊の小競り合いを見る。
刺さると死ぬだろうなぁ、
みたいな、くすんだペパーミントグリーンの突起物で武装した大型バスは、
その突起物を粉砕しながら、
警官隊が用意した、これもまた同じ様な突起物で武装したパイロンをなぎ倒しながら、
突起物の粉粉が辺りのビルにぶつかって兆弾のように降ってくるからたまったもんじゃない。
逃げようにも、警官隊に阻止されて私さえも足止めくらってしまった。
さっきの男はその喧燥をよそに橋の向うに行ってしまった。


みんなが見付けてきた部屋は、
一階だったけど、
アメリカンアンティークの内装で、おそらく私とはすごく相性の悪い観葉植物だらけの部屋だった。
どこをどうしたらこの部屋に住めるだろうか?
と思ったが、仲間がいうにはここの借り主はこの部屋を借りたまま海外生活が長くて、
それで帰ってくる目処が立たないから、売ろう、ってことになったらしい、
という話だった。
…というか、カメラ小僧の青年、私の少女趣味の友人の女性、ガテン系の青年、
この友人の趣味じゃねー?
しかしとても強く推薦されるのでなんだかその気になってきた。
入口から入ってすぐが、10畳ほどの洋間のリビング。
左手の奥がキッチン、その対面がバス、トイレ、などの水周り。
その廊下を進んでいくと、はたして、昔風の土間の勝手口が…
勝手口から外へ出ると、懐かしの昭和20年代の縁側の風があった。
裏庭、に、蔓科の植物が植わっている。
えんどう豆か、茄子か、朝顔か、
縁側には大家のオジサンが夕涼みのステテコの格好でウチワなぞ仰ぎながら話し掛けてきた。
縁側のすぐには居間になっていて、ちゃぶ台に、
おばぁちゃんがちんまり座ってTVを見ていた。
PR
NAME
TITLE
MAIL
URL
VOICE
EMOJI / FONT COLOR
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
TRACKBACK URL :
ADMIN | WRITE
 
"ゆめうら" WROTE ALL ARTICLES.
忍者ブログ・[PR]
/ PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.