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無意識のデータベース
2024 September / 23 Mon ×
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1993 October / 04 Mon ×
鍵も掛けていないドア一枚の向こうはダウンタウン、
ストリートキッズのボスと一緒にベッドで目が覚めた。
熱い鋭いものを下腹部に感じて、挿入された、と思った、
彼とセックスする女の子はソレでいつも中に外傷を負う、
それで彼の元から離れて消えてしまう。
アタシはそれで、この男と一緒にいられる資格があるんだって思った。

彼女は彼が追われているダンジョンをコントロールルームの中央の装置に
ホログラムとして出力した。
白いラボの一画の様な無菌室のような部屋、
真ん中にビリヤード台ぐらいの大きさのホログラム発生装置、
丁度トラックの形をしていて、外周はぐるっと透明のアクリル板かガラスで囲われている。
その上部にメインコンソールから送られる位置情報の平面画面を出すモニターが何台も並べられている。
メインコンソールは旧式のライン用の制御装置みたいなおおきな筐体、
ホログラム装置のすぐ横にすえつけられていた。

彼女がいるその研究室のような部屋は住宅街の真ん中にある。
住宅街と言っても、外に出ればトタン屋根がほとんどの、
自転車の通りの多い道だ。
住人のほとんどは華人か韓人、
彼女はホログラム装置の中に入り、実際の彼を援護する。
こちらで作り出したホログラムに干渉することで実際の場所の彼の援護を出来るからだ。
動体と生体に反応するスキャナを搭載したシステムは、
上部のモニターに付近の地図と動体をビーコンで映し出す。
ホログラム装置内でエネルギーを発生させると実際の現場の物体に影響を与える。
遠隔作戦行動システムと言ってもいいかもしれない。
アタシもホログラム装置に入った。
中は減圧されていて、水中のように耳が遠くなる、
スグ慣れた。
アタシの手から発した光弾は弱々しく遠くへ消えていく映像が見えた。


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