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無意識のデータベース
2024 September / 21 Sat ×
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2003 July / 15 Tue ×
ワタシタチを追う公安の車両を避けて山のロッジに入った。
追いかけているのは公安だけでないこともわかってきた。
全てを焼き尽くす怪物、そんなものにも追いかけられている。
動きは鈍いがぐずぐずしているとやられると思った。

山のロッジには男性2,3人と女性も2人ぐらい、子供も2人か、
銃を配られてテストをした。
2階の窓から外の庭に置いてあるダストボックスに当てる。
下を見ると明らかに2階建ての視界よりは高かった。
建物が盛り土の上に建っているか高床式になっているのかもしれない。
右手に小振りの短銃を握り照準を合わせた。
トリガーを引くと鈍い痺れが腕に走った。
眼下のダストボックスに当たったことを示す紙ふぶきが舞った。

そうやって銃を手に入れた。
ロッジの奥に異変があった。怪物が侵入してきたかもしれない。
闘うより逃げた方がイイと思った。
ハイキングの装束で山のロッジを降りた。

ワタシは子供を連れている。
山小屋に向かって公安の人々や緊急車両が登って行く様だ。
ワタシタチが隠れていることもバレタらしい。
そういう野次馬も集まってきていて人ごみに紛れて、
車両に紛れてロッジ入り口の山道を降りた。
ロッジからの一本道を降りると緩やかな円弧の端にあるようで、T字路にぶつかる。
左へカーブする道を選ぶ。

野次馬達の中に黒い蜘蛛のような怪物が降りてきて目を光らせている。
気分が悪い。
山のロッジに置き去りにした男たちはやられたのか?
カーブを曲がりきると見張っているらしい装甲車があった。
背に腹は変えられない、と思った。
声をかけると後ろのハッチが開いた。コクピットのような1人乗りのカプセルが3つ出てきた。
コドモ達が早速足を駆ける。
車両を回り込んで左の後ろ端のカプセルに乗り込んだ。
収容されると運転台の後ろの席になった。密閉された空間だった。
小さなモニターが何台もあった。
窓の外では緊急車両が何台もこちらに流れてくるのが見えた。
あの怪物がワタシタチ以外の人間にまで危害を加えたんだろう、と思った。
公安の人間達もワタシタチに死なれては困るのか助けようとしてくれる。
ここでやられるわけにはいかないだろ、
そう云うと装甲車は下山を始めた。
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