仲間ってヤツ？
小型のﾊﾞﾝにみんな乗ったら定員ﾋﾟｯﾀﾘ少し沈んでるぞｼｬｰｼ、
これから飛ばして空港に行かなきゃ何ないのに。

出発までｱﾄ10分しかない、
空港の近くにできた人民街、その路地を入っていくと古い下宿、
ｻｯｼを開けると眼下に広がる貧民窟のﾄﾀﾝ屋根、空港ﾀｰﾐﾅﾙが見える地平線、
そこから貧民窟の路地に飛び降りてまっすぐ走って行くと空港ロビーにぶつかる、
急かすのは小太りの30代半ばの男性、
出張用の黒鞄と同じぐらいの丸いｵﾅｶ。
私のほかの2人の女性、ｺｰﾃﾞｨﾈｲﾀｰと向こうの国に詳しいﾋﾄ、

ｺｰﾃﾞｨﾈｲﾀｰの電話、
ﾋﾞﾝﾗﾃﾞｨﾝの電話、
ﾀﾞﾗｽとｷﾝｼｬｻ。
二つの州の間に協定はないから、孤立してしまった。
ｺﾞﾝｺﾞの出国手続きは巧くいかない、

ﾒｷｼｺ。
街にうろついている指名手配をｶﾓにして近寄る奴等、密入出国の交渉、
ｷ■ｱのあとについていくと、西部劇様式のﾊﾞｰの前でｶｰﾄﾞﾏｼﾞｯｸを見世物にしているﾋｿｶ。
「前金払えない奴は中に入れないんだよ、使っていいよ、2階、」
ｷ■ｱが見えない手で払ってくれたらしい。見えなかったお札。
2階はｷﾚｰなﾌﾛｱﾘﾋﾞﾝｸﾞで、宇宙がﾀﾍﾟｽﾄﾘｰになって壁一面に輝いてる、
ｽｷﾙｱｯﾌﾟの為のｶｰﾄﾞｹﾞｰﾑの話をした。
聞いているうちに僕はﾀﾞﾒだ、どうせ自爆じゃん、ﾓﾝｽﾀｰがかわいそうだ、と思った。
ｽｷﾙｱｯﾌﾟの為に手っ取り早い裏技は飼ってるﾓﾝｽﾀｰを自爆させる、と、その性能は自動的に引き継がれるんだ。
折角育てたﾓﾝｽﾀｰを捨て駒にするのはちょっとなぁ。
ﾃﾚﾋﾞに湘南の海が映っていた。白いﾓﾉが舞っている。あれが雪だったら日本海に見えなくもないなぁ、