2024 September / 22 Sun
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2007 November / 21 Wed
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冠雪しているような遠い高い山の向こうの親戚の家に行こうとしていた。
この、
地溝地形の山間の町には雨が振ったあとみたいに
霞みかかった視界で、
空も灰色一色だった。
姉が妹を迎えに行くという車に乗っていた。
山の向こうへ向かう途中に温泉があるから
珍しく3番目の娘のワタシは部屋に駆け込んで
慌てて基礎化粧品なんかをトートバッグに詰めていた。
早くしないと部屋が崩れるとか、
誰かに捕まるとか、
そんな状態で逃げ遅れるように部屋を出たのは姉達の後、
ワタシの下にもう1人小学生くらいの弟がいた。
逃げ遅れて部屋の外の階段を駆け下りようとしていて、
子供の足では追いかけてくる何かに掴まるだろうと抱え上げて、
階段室の下を覗くと飛び降りていけそうだったから、
3階の手すりから階下へ向けて飛び降りた。
出てきた部屋のドアが爆風で粉々になっている気配を背中に感じた。
この、
地溝地形の山間の町には雨が振ったあとみたいに
霞みかかった視界で、
空も灰色一色だった。
姉が妹を迎えに行くという車に乗っていた。
山の向こうへ向かう途中に温泉があるから
珍しく3番目の娘のワタシは部屋に駆け込んで
慌てて基礎化粧品なんかをトートバッグに詰めていた。
早くしないと部屋が崩れるとか、
誰かに捕まるとか、
そんな状態で逃げ遅れるように部屋を出たのは姉達の後、
ワタシの下にもう1人小学生くらいの弟がいた。
逃げ遅れて部屋の外の階段を駆け下りようとしていて、
子供の足では追いかけてくる何かに掴まるだろうと抱え上げて、
階段室の下を覗くと飛び降りていけそうだったから、
3階の手すりから階下へ向けて飛び降りた。
出てきた部屋のドアが爆風で粉々になっている気配を背中に感じた。
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