電車、高架になってる、まるでｹｰﾌﾞﾙｶｰの駅のような。
改札のそばの窓口、そのとなりに特別指定のﾁｹｯﾄ用の窓口、窓口の上には乗り場案内のﾌﾟﾚｰﾄがあって、
この下のﾌﾛｱに桟橋があるらしい。遊覧船乗り場の案内になっている。
左右にｳｲﾝｸﾞがのびた形の桟橋は真ん中が遊覧船のりばで、左右はそれぞれ別の行き先のﾊﾞｽの乗り場らしい。
ここは電車だけじゃないんだね。
ﾎﾞｸは石川県までの電車の切符が欲しかった。
金沢にしようかどうしようか迷って、窓口には羽咋まで、と告げた。
隣の窓口で待ってるように、といわれた。
隣の窓口係がﾌﾟﾘﾝﾄｱｳﾄした行き先を書き込む前のﾁｹｯﾄはﾄｰｷｮｰ電力の納付書と同じｵﾚﾝｼﾞ色のそれで。

電車の中、同級生と話しながら対面の窓の向こうに見える駅の様子を見ている。
彼は乗り換えだ、といって降りていった。

ﾜﾀｼと彼女は会場に着いた。ﾌﾞﾄﾞｰｶｰﾝほどの大ﾎｰﾙの。
ﾎｰﾙ入り口はﾄｰｷｮｰﾄﾞｰﾑのような弧を描く階段。黒い外観。
会場時間が過ぎていたのでｼｰﾄを確かめにﾎｰﾙ内に入ってみた。
客は未だ半分ぐらいしか埋まっていない。
××列33番のｼｰﾄ。未だ誰も来ていない。
会場を出て、2階のﾛﾋﾞｰにでる。
上の階からﾊﾟｲﾌﾟの手すりの階段を下りてきた御一行ｻﾏ。
中■似の彼女が先頭の、5、6人のｸﾞﾙｰﾌﾟ。
靴がｻﾝﾀﾞﾙだ、といって責められる。

控え室に行って、あ、そうだ、ﾁｹｯﾄ配らなきゃね。そう思ってﾎﾟｹｯﾄから束をとりだした。
手にしていたのは電車のﾁｹｯﾄと、ｼｰﾄﾁｹｯﾄと、、、ｴｷｼﾋﾞｼﾞｮﾝﾁｹｯﾄ。
ｴｷｼﾋﾞｼﾞｮﾝﾁｹｯﾄにはｱｰﾃｨｽﾄの名前が書いてある。
安■■■■恵、、、女性名のはもちろん女子に渡して、
甲■■■，真■■■、、、これはあんたらだ、男子2人！
だべりに夢中の2人にﾁｹｯﾄを渡すと、とてもうけたらしい。
輪の中にいた女の子と3、4人でｸﾛｰｾﾞｯﾄに入って歌い始めた。
ｸﾛｰｾﾞｯﾄの中にはﾚﾌﾗﾝﾌﾟ並の明るさのﾗｲﾄが設置してありました。
いや、ｸﾛｰｾﾞｯﾄ防音効果あるけど、なんだ、このｱﾝﾌﾟにつながってる音は〜！
ｸﾛｰｾﾞｯﾄを閉めると防音効果ﾊﾞﾂｸﾞﾝです。
閉めましょう。
ばたん。
中から漏れてくる光がﾎﾗｰ映画連れ去り系のよう。