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無意識のデータベース
2024 September / 22 Sun ×
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2001 July / 09 Mon ×
(築20年以上の古い校舎のような)コンクリート建ての(2,3階?)2階フロアの階段室。
階段室は左右が窓で、かたっぽは住居部分に続く廊下につながってる。
その廊下とも階段室ともいえないところにある窓の下に(園児)私と(園児)僕はしゃがみ込んでいた。
下の階から上がってきて、上の階の自分たちの家に帰る住人にオヤスミ、の挨拶をしていく。
花火大会の帰りとかで嬉しそうな米国人家族連れとか、中東系の単身赴任者とか(外国人ばかり)、
しかし私と僕が待ってる人は現れない。
一人暮らしのラテン系男性が上の階から降りてきた。
にこやかに僕らに話し掛けてくる。僕らのお守りをするという。
すぐそこの保育園室の教室に行き、■■■の遊戯をするという。
隣の空いた教室で私は着替えようとした。
その親切さを装って、たぶん、食われるのだ、そんなことを考えながら。
お遊戯が始まった。
■■■に化けた男性は取り残された園児の前で
頭からすっぽりかぶった黒いコートの裾を下から、後ろから捲り上げて奇声を発する。
キャーキャー(嬉しそうに)逃げ回る園児達の中にさっきの「僕」もいた。
黒コートの顔は歪んだ猿か老人の能面を付けていた。
黒コートはいよいよ隣の「私」の教室に来た。
同じ様にコートを着て待っていた。次にナニヲサレルノカ、ワカッテイル。

■■■■■■■■■■■■

私の隣でぼんやりとその光景を見ていた女性に私(体は園児から中学生ぐらいになっている)訴えた。
なんでぼんやり黙ってみてんのよ!
私がこうやって転校する度にアイツ(黒コート)にされてきた事よ!
みたでしょ?!なんとか云えよ!もう遅いんだよ!!
わめき散らしてみたものの、女性(多分、誰かの母親。)はぼんやりしたまま何も云わず。
ただ、私を眺めていた。何の哀れみも蔑みも無い感情の無い視線はまだ救われるものだった。
教室には先の園児達が遠巻きにそれを見ている。
ブチキレタ私に初めて驚いたように黒コートも何も云わず、ただそこにたっている。
「僕」も同じ様に黒コートを着ていた。あなたも生け贄になるところだったのか。
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