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無意識のデータベース
2024 September / 22 Sun ×
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2002 October / 13 Sun ×
僕と妹と幼い弟と母は、市営住宅に住んでいた。
諸■町下■の、神社の近く、竹林の一画を開けて、
5,6棟の一軒家が並ぶ市営住宅だ。
3年ぐらい住んでいるか、改装したと母が云った。
今日は留守番を頼まれて、引っ越したばかりで
前の住人の荷物もまだ残って、物があふれたままだった。

居間にコタツで、マンガなんぞめくりながらTVを見てると、
夜中に上■和■が乗り込んできた。
酔っぱらっている。
どこで家を知ったんだ?(会社の)住所録でも見たか?
淋しそうに寄ってきたが追い返した。
自分には今、好きなヒトがいる。

手にしていたマンガを、続きを読んだ。
かなりボロボロで、前の住人の置き土産だった。
白抜きのネームが、印刷が悪すぎてかすれて読めない。
その中で目を引いた絵。

…少年が主人公の話。

少年は自分の屋敷の庭から、
壁の穴から抜け出して旅に出た。
森の中で、鴉が鍋の中で泳いでいる。
その鍋を背中に乗せた象と出遭った。
少年の案内人のチェシャ猫は、(あの)鍋の中身を食べていいよ、というが、
「ゾウが首を振ったので食べなかった」
森を抜けきらないうちに夜になり、
湖のほとりで眠っていると昼間の象がやってきた。
「ワタシ、ヤッってほしいの。」
少年がヤッてあげると魔法が解けることを知っているのだ。

…ヤル、とは。
エロいことを想像したが、その先のページが(突然)行方不明になった。
そのボロボロの雑誌は何冊かの少女メルヘンエログロサスペンスマンガ雑誌が重なり合っているらしく、
最後にみた少年の、やれやれ仕方ないな、という困り顔を捜したが、
それすら見つからなくなった。
代わりに、ポロっと付録の小冊子「オリジナル童話解説」が落ちてきた。

…気が付けば夜になっているのに戸締まりすらしていないので、
諦めて戸締まりしようと立ち上がる。
居間の4畳半の襖も開け放しで、隣の部屋も電気を消しているのが寒い。
玄関から入ったすぐの間、には張り替えたばかりの障子、
の上にカーテンレールがついていて、そこに洗濯物が掛けてあった。
まったく面倒なことになっているがカーテンを閉める。
玄関の電気は点けた方が良いか、と思い、見てみると、
玄関の改装は元々ある扉と、正面に和風の引き戸を付けてあって、
木造平屋建ての家にしては立派すぎる玄関の改装だった。
その中に前の家主の置き土産と、いまの住人の分の自転車が3台もあるもんだから
折角の玄関が狭くてしょうがないことになっている。
…というか、防犯上、玄関入口が2つあるってどうなんだろ。
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