いなかの町の抜け道

今日はﾗｲﾌﾞだからってﾐﾔｹとﾏｺちゃんとで駅に行くと、
改札を通ったそこに仕事を終えたｷﾖｶが帰宅の途中だった。
「いけない」とゆってたが時間的にまだ間に合うよ、といって誘った。
問題は所持金の少なさだった。
僕は2万2千円、持ってる。ﾐﾔｹにたんなかったら少し貸して、
とゆうと千円しかもってないよーとゆわれた。

まだ日が完全に落ちきっていない秋葉原。高架が見える。

ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝのなかで、なぜか僕はひとりｽﾃｰｼﾞの「後ろの席」にぼんやりしていた。
ぼくのまわりは玄人派のひとばかり。ｸﾞｯﾄﾞﾏﾝ関係者もいる。
ﾗｲﾌﾞ中のﾊﾞﾝﾄﾞへのうんちくをたれてる。しかもかなり辛口だ。
一生懸命ﾌｫﾛｰしようとする僕。でもそのﾋﾄの悪口をゆうと後で問題だろうな…

三和銀行のｷｬｯｼｭﾃﾞｨｽﾍﾟﾝｻｰ、一度入ってｱｸｾｽしたものの、時間がかかるので止めた。
が、
次の順番まちの人が僕のﾒｰﾙ画面を見て?ﾏｰｸのご様子。やっばい、消すの忘れてた。
確かに、ｶｰﾄﾞﾋﾄﾂでﾒｰﾙからｷｬｯｼｭﾊﾞﾝｷﾝｸﾞまでできるようになりました。
ﾅｶﾑﾗさんも使ってるのかなぁ、と長蛇の列のそのCDﾎﾞｯｸｽを見て思う。

ｺｺﾃﾞ、ﾆｭｰｽの時間です

−先ほど、■■■事件での容疑者、■■・■■■・■■■■（ﾌﾙﾈｰﾑ東南ｱｼﾞｱ系）が警察に保護されました。
−■■・■■■はカナリ衰弱している様子で…

彼の映像は。
顔の周りにﾊｴが飛んでいる。
−「ﾜﾀｼ、ずっと閉じ込められてたﾈ。足が腐りはじめたからｺﾚ大変とｵﾓﾃ、逃げて来たﾈ」

きびすを返してさっきのｷｬｯｼｭﾃﾞｨｽﾍﾟﾝｻｰの裏手から銀行に入ると
ｶｳﾝﾀｰのところに警察が。ｶｳﾝﾀｰの奥には人だかりができている。
この近くの倉庫から逃げて来たご様子の■■・■■■
真っ暗なところに約半年監禁されて、挙げ句に殺人事件の容疑者になってる。
−「ﾎﾗﾈ、左足、感覚ﾅｲﾖ、」
両足に長いｱﾝｶｰﾎﾞﾙﾄのようなものを打ち込まれてから放置されるのだ。
衛生状態は非常に悪いところだ…そういえば。
人肉缶詰製造工場と、子供の時面白がってｳﾜｻしていた捨てられた工場があったなぁ…回想するのは（なぜか）秋葉原周辺。
彼のように、いれかわりたちかわりいつも誰か閉じ込められてるんだろう。