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無意識のデータベース
2024 September / 23 Mon ×
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2001 January / 24 Wed ×
上の段と下の段、山手の道と平野の道、
上から行っても下から行っても行きつく先は同じ、
てくてく歩いて踏み切りまで来た。
踏み切りの向こうに行く筈だった、
踏み切りは幅員も二車線以上あるし
線路もまるで車庫の引き込みみたいに5本はあるし、
真ん中間で来たところで、連れの30代半ばの細身の
ヤクザ?な男性は引き返して僕を呼んでるし、
その声に応じて引き返そうとしたら丁度電車がやってきて
僕は踏み切りから敷き砂利に足を踏み外すし、
わかっているけど危ないとかなんとか云われて立ち往生するし、

目の前を通り過ぎていった電車は特急系の電車で車輌は長いし、

踏み切りを戻るとほそっこい路地になっていて、
代々木辺りの商店街風で高架になってる背の低い市電とかの線路もすぐ側にあって、
それに人が通れるようにくり貫いたトンネルに警戒の黒と黄色のゼブラトーンが塗ってあって、
さっきまで曇っていた空は明るく晴れていて、


付いたそこは宴会場の用意が整った旅館で、
座敷で待っていると出来上がった写真をキヨカが持って来た、
そこに写っている自分とか、バンドのメンバーとか、カナコとか、
写真の色はなんだか褪せていて心霊写真みたい。
自分が写っている写っていないに関わらずラッキーな写真とフツーの写真があるみたいで
僕やキヨカや女の子はキャーキャー騒いでいた。
僕がもらった写真を女の子はみて、これはラッキーな方だよ、という。

喋りつかれてうとうとしている、
座敷の電話が鳴っている、電話の向こうの声が聞こえる、サクラだ、
ちょっと怒ってるみたいだ、電話する筈だったのに忘れてた、
その声を布団の中で聞いていて、そうだ、電話に出なきゃ、
そう思って布団から起き上がる、
自分の周りにも何人か眠り込んでいる人たちがいる、
もう夜なんだ、座敷の障子が外れていて、外がまっくらで、
星明かりも月明かりも街灯の灯かりも何もない、
平面的なその漆黒の闇は、こちらを見ていた。
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