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無意識のデータベース
2024 September / 23 Mon ×
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1989 June / 30 Fri ×
何かに見つからないように僕らは基地にいるようだった。
全面モニタがあってトップライトがあって明るい基地。
植物(室内プラント)がルネスのプールのように(あんなに大きくはない)植えてある。
熱帯地方を思わせる幅広の葉っぱのアレ。

住民は他にもいるかもしれないがともかく僕らは4人だった。
女の子1、カレシ1、博士1、男の子1
男の子は人間ではなく、レプリカント、ナノテクノロジーの結晶、
そしてボクらは実験をしようとしていた。

基地の周りには森林と岩肌、ここが大自然の中って言う証拠、
その周りはぐるっと砂漠、
男の子は何かの団体(他国の軍か圧力団体か)に見つからないように砂漠の向こうに探しに?伝えに?行く事が任務、
男の子は倉庫から放射能よけの手袋を忘れた、と言って取りに行った。
食料は4人のうち誰かが持ってる、
彼は発射台に続く
飛行機に乗り込んだ。
ボクらは格納庫からモニター室に上がった、
いよいよ発射。
男の子の乗った飛行機は基地を勢いよく飛び出し、森林を低空飛行、森が切れたところで岩だらけのがけ、
飛行機は高度オーバーで落ちた。


空は晴れていた。
モニター室の3人はあっ、と息をのんだ、
モニターでは森の向こうに火の手が上がったことしか見えない、
出発するときから無線での通信が出来ないことは知っていた、
彼が本当に砂漠の向こうにたどり着けたかどうかは
向こうの国(?)からまた戻ってきて初めてわかる。
3人は祈るように火の方向を見ていた。

爆発現場では飛行機の第二、第三の爆発、
空の圧力団体のヘリコプターが向こうへ飛んでいく、

男の子は高度が持たなくなったときに脱出して岩に投げ出されていた、
圧力団体は飛行機の爆発がカムフラージュとなって自分の生死は隠せるだろうと男の子は思った。
絶壁の反対側の広がる砂漠を眺めるといい気分になった、
歓声を上げて、飛び上がってみた、
開放感、社会組織全体からの自分の存在と圧力団体においての存在と
狭い基地からの森を越えて「外」へとびだしたことと、
もしかしたら基地の3人の仲間、
どうしても従属的になってしまうような相手の人間からの解放感。

そして男の子は岩の上を歩き出す。

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