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無意識のデータベース
2024 September / 23 Mon ×
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2001 February / 07 Wed ×
狭い強化プラスチック材?でできた船室のような一室に、ベッドはコの字型に3基ある。
僕らは、6人ぐらいいるからどうやって割り当てようか、ってことになった。
アンデス山脈系の民族っぽい衣装の親子は、2人で1つのベッドを使ってもらおう、
そして、残りの■■■兄弟と■■■(女性)と、私。
足を互い違いにして眠ることになった。

寝静まった部屋の中、私の頭の上にあるモニターには別の部屋の様子が映っていた。
小さな女の子がヒトリで眠っている、実験室のような部屋、
そこに誰か行かせればよかったね、と、窮屈なベッドルームへの言い訳をする。
■■■兄弟の兄の方が傍にやってくる、
マッチョぶりに感心する、此れを生かした仕事ってないのかなぁ、とぼやいてる。

朝になって数字の紙を皆に手渡す。
----------------
25 24 21 ■ ■
21 17 23 15 19
----------------
…私は15歳に割り当てられた…14歳よりマシかなぁ?と
イイワケしたけどそこにどんな違いがあるんだよ?


クラブのイベント会場は体育館ほどのあるフロアで、
ステージから2番目のテーブルにいたけど、紹介されたバンドは半メジャーの女声バンドで、
いきなりフロアがテーブルも見えないくらいヒトでごった返したから
一番後ろ、真ん中にロープが貼ってあって、ロープの向こう側はスタッフ通路、
そこのギリギリんとこ、僕らの荷物があるテーブルに行くと
左隣のテーブルがいつもの仲間達で占拠されていた。
時間は深夜3時、
出演の終わった彼らは帰り支度で、仲間を外に促し、今楽器持って来るから、
と言って楽屋の方に行く、
これから打ち上げですかい?
始終無視されてるカンジだったからムカついて手を伸ばした、
サクラの肩のところで切り替えになってるジャージ、
声は届かず彼らは人ごみに紛れてしまう。
フロアはステージの巾の3倍はあって、益々ヒトが増えていた、1500人ぐらいいるかな?
もう、朝までいることにして、自分の素直じゃないことにまた腹が立って、
そんな顔はいっしょに来てるヨーコと■■■の視線が気になった。

トイレに行こうとロープ沿いに奥に歩いていく、
案の定トイレまでコミコミで、女子トイレの方の列は外にまではみだしてるし、
しかもトイレブースの手前にあるちっちゃいジャグジーには子供が入ってるし、
トイレのわきの通路は裏の駐車場につながっていて、
外のトイレはどうだろう、と駐車場に顔だけ出してみてみるが
そこもヤッパリ並んでる人がはみ出してるし、諦めてフロアに戻ることにした。


…明け方の住宅街。
今日の天気はいい。
郊外の新興住宅地のような一軒家が碁石バン状に並ぶ住宅地で、
そんなところの電柱の隅に黒の影を纏った男がしゃがみ込んで求人誌を見ていた。
男は求人誌の全部を見ても無駄、必要なところだけでいい、と語ってくる、
その様子をボンヤリ眺めていた。
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