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無意識のデータベース
2024 September / 22 Sun ×
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2000 June / 01 Thu ×
僕とヤミコとウルさん(もしくはリナ)は研修中だったんだ。
だから駅で待ちあわせて、そこに行ったと思うんだ。
そしたらアイツが入って来たんだ。マシンガン片手に研修室の教壇でデカイ顔してるアイツ。
研修室にいる総勢40人ほどのヒトは机の下に隠れてるんだけど、
前の列から順番に座らされてカラダを打ち抜かれてゆく。キレイに一直線に、まるでヒト型の的のように。
内ポケットから出てくる銃は3つあった。
一つはオートマチックタイプの38〜44口径のわりとずっしりしたやつ。
ビニール袋に入って取説と一緒になってた。…使えるのか、コレ?弾はいってんの?
もう一つはビニール袋の口が開いてて、前に使ったマシンガンタイプの小型の散弾銃。
こっちも弾切れが心配。前に使ったのはいつだっけ?
もう一つは取説だけになってた。リナが持ってた。
オートマチックの方が確実に殺傷できるんだけど、なんせ的に当てる自信がない。
当たらなかったらこっちがやられる。
もう少し近づくしかないか?けど、向こうの持ってるマシンガンはデカイ。
自分たちの前5列目ほどの一列のカラダに穴があいて逝く。
小さいけど散弾銃の方が確実に当たる…そう思ってロックを解除した。
前4列目が座らされる。殺し時間間隔が狭くなってる。僕達は最後の列。早くしなきゃ。
と、前4列目の一番左端のシャム人間の男の方が短銃で犯人の頭を打ちぬいた。
って。えっ?
機動部隊の一団が突入して来た。研修室は血の海。
機動部隊の隊長は前3列目にいた。次、やられる番だったんだ。やられるわけないけど。
その女性隊長は研修室の居残りにこういった。
こんなことになっちゃったけど■■■で打ち上げやる人はきてくださーい。
■■■はレトロな町のイイカンジの喫茶店。
おいおい、呑気だね。…僕達はげんなりして帰ることにした。

…帰り道、日の暮れた駅へ向かう道筋の、橋の上を歩いていた。
駅から歩いてくる人たちともすれ違う。
ヤミコはオートマチックのずっしりと重いそれをジーンズの裾にねじ込んでいた。
配給品。まさかこれがホンモノだとは誰も思っていない様子で。
弾切れが気になる小型自動小銃を空に向けて撃ってみようかどうしようか僕は迷いながら歩いていた。
橋を渡りきったところに急勾配の小さな路地があって、河べりの民家の集落へ通じる道がある。
駅への近道のつもりか、ウルさんはその路地を走り角を曲がって消えた。
ヤミコも後を追う。

僕も後を追ってその細い路地を下りていく。角は左にしか曲がれない。
突き当たりの日本家屋の玄関にはやさしい玄関灯が点いてる。
その小路地はネコと犬がイッパイで、僕らの後を付いてきては飛び乗って来た。
路地はまるで引き込み前庭のように砂利石が敷き詰められていて、渡石が並んでいる。
そうやって奥に進むと、右側に銭湯が見えた。
…女湯が丸見えだ。…女湯の中はオカマさんがイッパイだった。
デパートのマネキンのような丸刈りで真っ白で人形のような顔をしたオカマたち。墨引きの目元と真紅の口元。
突き当たりには縁側。縁側と繋がって螺旋状に登ってゆく階段がある。
木の造りの、細い細い階段。何年も使ってないような。
酒屋のボンボンがそこの階段のプラカードを確かめにでてきた。今、誰かここ登って行った?
その縁側から高床の居間(赤が基調の色使い。廓の様)に登れるようになってる。

居間の番台には少女がいた。
ここいらの住民はみーんなこんなカンジなんですよ〜と、おシャベリしてきた。
名札が付いている。名札に通ってるデザイン学校の名称まで書いてある。まるで絵画展の展示品のように。
居間のこたつに入ってるこの界隈の仕切り老人(じいさん)が語りはじめる。

僕はおじいさんの対面に座った。
おじいさんの後ろには廊下があって、右に行くと銭湯の脱衣所に繋がる。
おじいさんの右側のTVは付いていない。TVの隣の床の間には商売繁盛の飾り物。天井付近に神棚。
床の間の横、僕が首を左に向けると丁度正面に真っ直ぐ伸びる階段があって、上の方に書類が散らばってるのが見える。
そこのステージは■■■だよ、と教えてくれた。■■■…彼女らが好きそうな。
僕の後ろの階段もヤバイのが途中にあるらしい。
どのみち1人だと辛いなぁ、、、そう思っていると、老人はイジワルそうに笑った。
ずーとここにいてもいんだよ、
…ずっとここにいると女湯の客のようになっちまうだろう。人形のような…
そこへ、手に荷物をいっぱい抱えたサトナカ、ムカエ、どこかの家族(子供2、姑1、旦那1)が迎えに来た。
サトナカになにやってんのー、と怒られる。彼らは後ろの階段からやってきた。
途中まで行って引き返して来たらしい。悪いな、と思いつつ、僕も階段を上る。

田舎のショッピングビルのようなカンジだった。
階段から続くステージの、その上の階に行く。なぜか今度は彼女らが遅れてる。
上の階にはTVモニターが壁一面に並んでた。その一つ、特撮だかなんだか、映像が…
その映像に、世界征服宣言をしたムーディスト(マンガ絵)が大写しになって何かを吸い込みはじめた。
うわ、画面に吸い寄せられる!
フロアの手すりにつかまって下の階へ避難した。
上の階の空間が歪んで真っ黒になっていく。その隙間から滝のように水が流れ出す。
誰かがゲームに失敗してそのカードを引いたらしい。
管制室では地球儀の映像と、南アフリカ大陸付近で起った磁場変化の様子がモニターされている。
巨大な台風の雲の渦が大陸の上部に出現している。
洪水が治まったそのステージには回答席が真っ暗な中に宙に浮かんでいた。4つある回答席。
次の障害クリアの為の出題。
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