小雨が降る梅田駅前、JRA方面のいわゆる裏側、
ｶｽﾞﾔとﾜﾀｼは駅で鉢合わせした、
会った途端にｷｽしていた。
ｶﾗｵｹﾎﾞｯｸｽに入った、ﾀﾊﾞｺ屋になっていた。
ﾀﾊﾞｺを買うと、地下の店の券をくれた。
ｶｳﾝﾀｰが二つあって、2つのﾀﾊﾞｺ屋がある感じだった。
ｶﾗｵｹﾎﾞｯｸｽの割引券かと思って受け取らなかった。
外に出て外階段の地階へいく階段を降りていくと
ただの飲み屋だった。

歩いている。
小雨の振る梅田の裏路地、
夜になっていく、
ｶｽﾞﾔが左の路地を行こうと言う、
昔来たことのある(夢で来た)隠れ家だった。
誰かいるよ、ﾎﾗ、扉開いてる、やめよ、
とさらに歩いて振り返ると
建物が無くなってる、
歩道橋の階段があるだけ。
ﾌﾟﾚﾊﾌﾞの倉庫と駐車場、車はたくさん止まってる、
たむろするﾋｯﾌﾟﾎｯﾌﾟ系の若者、
まるでｱﾒﾘｶのｽﾄﾘｰﾄｷﾞｬﾝｸﾞみたいな映像、
駐車場をうろうろするﾜﾀｼ達、
ｶｽﾞﾔがいきなり一台の車のﾌﾛﾝﾄｶﾞﾗｽを壊した、
逃げる。
ｶｽﾞﾔはさっきの連中につかまって袋にされてる、
ｱﾀｼは恐くてさっきの歩道橋まで走る、
歩道橋の上からは何も見えなかった。