以前来たときは夜だったな、と晴天の富来のほう
漁船が休息中の小さな漁村でそう思った。
遠いところ行きたいな～、
と誰かに訴えている。

探しものをしているらしい、
運転手は男、ﾜﾀｼは助手席に座る、

晴れた大野港の防波堤目指して
産業道路を歩いていた、
誰かのｲﾗｽﾄﾚｰｼｮﾝの絵の具色のﾗｲﾄﾌﾞﾙｰの空。
左側は広葉樹のような色の針葉樹、若葉の色。
つながる防風林の向こうには
蒼い蒼い輝く海
(日本海の色じゃないみたい)
右側は芝生の生えた砂色の丘陵、
その上を歩いているﾔﾂ、
それに並行したｱｽﾌｧﾙﾄの上を歩いているﾔﾂ、

この風景は赤いﾎﾟﾙｼｪが似合うと思った。