家路についてﾏﾝｼｮﾝに向かって歩いていくと工事していた。
地盤から工事していて、ﾏﾝｼｮﾝは2つに割れる。
大丈夫な方の棟の友人の部屋に行くと、
自分の部屋の入っている棟はｸﾞﾗｸﾞﾗで、
寝ている人が洗濯物みたいにﾍﾞﾗﾝﾀﾞにはみ出してる状態。
自分の部屋のありさまを思うと恐くなった（色んな意味で。）
自分の部屋のﾍﾞﾗﾝﾀﾞに布団がぶら下がっていて、
中もいじられたのが良く分かる…

夜が明けると作業再開だ。
友人んちの部屋の窓からみると、眼下のﾊﾞｲﾊﾟｽの下で作業する作業員が見える。
っていうか、この棟も傾いてないか？
ﾊﾞｲﾊﾟｽの方では作業車が傾いて、
作業員が4,5人ﾊﾞｲﾊﾟｽの梁の下にひっかかり、車は溝に落ちて宙吊りになった。
僕らは慌てて119番しようとした。
…丁度境界にあたるこの地域は、市外局番つけて隣の町田から呼んだ方が早い、
と、電話したら話中…だったが遠くからｻｲﾚﾝが聞こえてきた。

ﾄﾞｱの外には地盤の作業員がいた。
前工事から既に基礎が間違ってたとかで、
それが改善された、と言う。
建物はしっかり建った。
自分の部屋に行ってみると、中は配置替えされていた。
布団が出ているﾍﾞﾗﾝﾀﾞに出て、布団をしまう。
入口の手前にﾍﾞｯﾄﾞ、部屋の奥にｷｯﾁﾝ、本棚に食器棚も奥に並んでいた。
更に奥に行くと…ｶﾞｰﾃﾞﾝが隣接されていて出入りできるようになっていた。
ﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰなんてできちまうね、
とかなんとか仲間で話した。

ｷｯﾁﾝｽﾍﾟｰｽの窓側の反対、には消火器ﾎﾞｯｸｽ、なぜかｶﾞｰﾃﾞﾝの配電盤、
新型のやつだ。
私から変な臭いがするとか、それだから取り付けたとか？

ｶﾞｰﾃﾞﾝに出てみると、
大家さんがため込んでいる観葉植物なんかがｽﾞﾗﾘ並んでいて、
公共的な洗濯場にもなっているｶﾝｼﾞ…
部屋のとなりなんて落ち着かんが。
ｶﾞｰﾃﾞﾝは2層式になっていて、上に僕ら用のｷｬﾝﾋﾟﾝｸﾞﾃｰﾌﾞﾙで和み、
下でﾌﾟﾚｰﾄを出して文字どおりﾊﾞｰﾍﾞｷｭｰする。
上でﾋﾞｰﾙなんぞ呑みつつ、男(ﾒｶﾞﾈ)と女(ｾﾐﾛﾝｸﾞ)と3人で和みつつ、
下を見ると女(ｵｯﾄﾘ系)がもたもたたこ焼を、傍に見守る男(ｶﾞｯﾁﾘ系)。
真ん丸にできないでいるので下に降りて代わった。
千枚通しの使い方は自分でも呆れるほど下手だったが、
横の男はその調子その調子、と誉めるのでがんばってみた。