山にある遊園地、
人工池の回りを巡回するｼﾞｪｯﾄｺｰｽﾀｰ。
丁度中継地点を見送った。
先頭のゆりかごの中に自分がいて、頂上に着けば保護ﾊﾞｰで固定されて、
後ろ回りでﾌｨﾆｯｼｭのはずだった。
何度目かのﾁｪｯｸﾎﾟｲﾝﾄには係員がいたが頂上に着くと前の三台のゆりかごは順番待ちだった。

監視小屋と乗り場が隣接して監視小屋ﾌﾞｰｽのﾃｰﾌﾞﾙで一息ついた。
ﾃｰﾌﾞﾙの上には錆びたｶﾝﾂﾞﾒ、飛散った金魚の餌、などなど汚い限りで
一緒にいたのはここでﾊﾞｲﾄしてたっていうﾕｳﾀだったから彼は掃除しはじめた。
みるとﾃｰﾌﾞﾙにはｼﾝｼﾞも座ってる。
ぼんやりしていたようで気が付くと閉園時間になりかけていた。
日も落ちかけ。
誰かの連れの女の子が、(このﾏｼﾝ初めてだから)乗りたい、と騒いだので
ﾕｳﾀが内線電話で交渉してくれたので乗れることになった。
僕らの乗って来たゆりかごは2ｼｰﾄﾀｲﾌﾟだったがそれも無くなっていて
１人掛け用の７隻しかなかった。
閉園になってのりたーーいと騒いでいた他のｶｯﾌﾟﾙも乗せると自分の分がｲｯｺ足りない…
…ここはしんがりを慣れてる(?)ﾕｳﾀにやってもらおうと思い、
もう一度人数を数えるとｶﾝｹｰないはずの男子２名(ﾊﾏﾀﾞ?と誰?)が混ざってる。
早くしないとﾎﾝﾄ真っ暗になっちゃうからさ!