小さい山の(地元では充分山。)ふもとに建てられた学校(僕の母校)、
正門から坂道を登るとﾛｰﾀﾘｰのむこうに一般校舎の玄関がある。
ﾛｰﾀﾘｰの手前、右側の石段を降りたところが第一体育館、第二体育館、武道館、3つが集まった一画になる。
ﾌﾞﾗﾌﾞﾗとﾛｰﾀﾘｰの方から体育館へ向かって先生(ﾕｳｲﾁ似)とﾜﾀｼは歩いていた。
なにか話しをしながら(覚えていない)歩いて一旦第一体育館で同級生の男子と合流する。
第二体育館に行くとﾈｯﾄで三つのｾｸｼｮﾝに区切られて土曜日の午後の部活の最中だった。
体育館の奥からﾊﾞｽｹｯﾄﾎﾞｰﾙ、ﾊﾞﾚｰﾎﾞｰﾙ、そして入口のここが我らﾊﾞﾄﾞﾐﾝﾄﾝ部…
ｺｰﾄの準備は完了している。特訓を受けるらしい。
同級生とﾜﾀｼはぽつん、とｺｰﾄの真ん中に立って先生を待った。
…先生が持ってきたのは硬式ﾃﾆｽﾗｹｯﾄとﾎﾞｰﾙ。…え？先生間違ってるよ…
思いながらも特訓は始まってしまう。そんなｱﾎな、と思った割にはﾚｼｰﾌﾞはわりと簡単に返せた。

練習時間が終わる。

体育館を出て、3人は校門から一番遠い(山の方)四号館に向かう。
男子同級生は何か先生に質問していて、先生はﾒｰﾙで返事するよ、と言っている。
ﾒｰﾙ、…そういえばｼｽﾃﾑ管理者は学内のﾒｰﾙをﾁｪｯｸしてるんじゃないかしら。
今、ﾜﾀｼと先生はすんごいｹﾝｶﾒｰﾙの応酬だもんなぁ。見られたらどんなｶﾝｹｰかもばれちゃうなぁ、
先生とﾜﾀｼ、こんな風に何事も無かったかのようにしてるけどﾎﾝﾄはﾄﾞﾛ試合の最中なんだよね…
先生も同じ事を悟ったらしくてﾜﾀｼの方をちらりと見た。
学内で先生のｹｰﾀｲの番号を知っているのもﾜﾀｼだけだ…。