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無意識のデータベース
2024 September / 21 Sat ×
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2003 August / 06 Wed ×
どこかへ向かう途中、"夕月"っていう看板の小料理屋があった。
そこの芸者遊びをやってみたくて暖簾をくぐった。
玄関口に料金表があった。
車代2万円、サービス料3000円、主料金が8万円。
玄関口にいた元同業者の同級生3人(リエ?サヤカ?っぽいともう1人は誰?)下働きの仲居をしていた。
どういうシステムか訊いてみた。
車代は芸者さんの元締めに払ってもいいし店に払ってもいいし。
2階座敷へ通された。
檜の匂い、桟が入った純和風の玄関から2階へ上がる階段は狭い。
2階は20畳ほどの大座敷だった。
目当ての芸者さんはいた。接客中だった。
机の端に座って待っていたら前菜の小鉢が出てきた。
目当ての芸者さんは客と一緒に座敷を出て行った。
客の見送りだ。
また待たされた。
座敷には机がコの字に並んでいて奥に座っていた。
彼女がやっと来た、と思ったら私服だった。
不服そうにワタシの隣にすわって…
どうやら名前を偽って予約したと言うことに怒っている。
そんなことしてない、仲居の3人に確かめて、って訴えた。
不機嫌そうに小皿の料理をつついている。
座敷には現役で業界でがんばってる女性達がずらりと机に並ぶ、
昼飯だかなんだか一斉に食事を取っている。
昨日のTV番組"大奥"のハナシをしていて、
まるでここも大奥だよね、なんて言っている。
ワタシたちの席は上座にあたる。
いつもなら下っ端のワタシが座れるはずもないのだが今日は客だからいいのだ。
指名した彼女は怒ったままで私服のままだが主料金を払わなきゃいけないのか?
と思った。現金もってないな。どうしよ。
カード払いはできるが車代は現金で払うべきだ。
会計をつけてもらってコンビニでオカネ降ろしてこよう、と思ってる。
ワタシはこの店付きになったことがないから店主は待ってくれるかどうかわかんない、
だけど現金がないから全てカードで払えるかもしれない、とか考える。

指名した彼女を見る、
怒っていても見とれるほどキレイ。美しい、といった方がいいかもしれない。
顔は童顔だが陶器のような肌で見ていて飽きない。

彼女は下座にいる3人になにやらハナシをして名前の間違いも訊いていた。
どうやら誤解は解けたようだが不機嫌は変わらなかった。
仏頂面で壁際で寝転んだ。眠いらしい。
私の傍にもう1人の女性がワタシをかばう様に会話に入ってきていた。

黒夢のLike A Angelがどこからか流れてきた、
リズムを取ってみた、いつもよりリズムパートがよく聞こえる。
何で今まで出来なかったんだろう、と思った。
家にドラムセットがあるけれど学校から盗んできたヤツだった、
そのハナシをすると彼女は上半身を起こして興味なさそうに
盗んだハナシはしてはいけない、というようなことを言った。
そんなふうに口が動いている間も彼女の顔に見とれていた。

学校でもらった楽譜をなぞりながら教室に座っていた。
要旨説明を受けて出発した、

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