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無意識のデータベース
2024 September / 22 Sun ×
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2001 November / 20 Tue ×
ある晴れた日。
国道沿いをどこかへ向かって、4人ぐらいの仲間で歩いていた。
白黒の大型のネコが向こうから来る、
僕の傍にいる女の子は手を伸ばして彼と遊びはじめた。
…ネコにしては大きい。
よく見るとシルバーに黒の縞模様。
どうも敵意に満ちているようなその瞳。
近くのガソリンスタンドの人に「猛獣がいる」と、ケーサツに通報してもらった。
直に小太りの巡査がやってきた。
案の定ネコではないらしい。保護を頼んでまたあるきはじめた。


風が吹きさらしのその場所に建っている僕の棲家は
コンクリート打ちざらしで雨曝しでとても散らかっているけれど生活感がない。
主人はどこか世離れしたヒトで、もう1人の同居人と3人で住んでいる。
主人を訪ねて細身の女の子(チアキ似)がやってきた。
何やらすぐ帰ってしまっていたが、また部屋に戻ってきた。
いつのまにか外は吹雪で、彼女はタンクトップに短パンという格好で、
それではすぐに凍ってしまうな、という判断からだった。

僕らの家は和式平屋建て一軒家でどこかの山村にあるらしい。
板間のリビングには囲炉裏と、右手に御勝手に向かう廊下、
左手の暖簾のむこうには玄関。
玄関は格子戸とガラス戸の二重扉で隙間を開けて外を見た。
ホントに吹雪いている。真っ白になってしまってまるで外界と遮断されたようだった。
隙間を埋めて扉を閉め居間に戻り、僕の居場所---同居人の傍で丸くなった。
こいつだけは誰にも取られたくないと思っていた。
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