学校が終わって電車に乗った。
駅の近くに山が迫っている田舎の駅。
だけど■■本線、の駅にふさわしい、ﾎｰﾑは長く、複線。

電車内では今日初めての運転士が運転をすると車掌が激励の言葉をｱﾅｳﾝｽした。
ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞか?この電車?
と不安になると出発した途端、自動車のﾉｯｷﾝｸﾞのように不安な滑り出し。

なんとか駅にちゃんと着いたらしい。
ﾊﾞｽにも乗ったらしい。

ﾊﾞｽに乗って15分、
(実際にはﾊﾞｽ路線が通っていない)国道8号を渡って百万石ﾎﾞｳﾙのある幹線道路、■■団地の入口に降りた。
幹線道路沿いはｲﾛｲﾛ新しいｼｮｯﾌﾟが増えていて、ﾊﾞｽ停を降りた向かい側にﾛｰｿﾝが増えていた。
(相模大野の女子大通り風味)

ﾊﾞｽ停側の道をちょこっと歩いて右に曲がるとｵﾚﾝｼﾞ色の煉瓦で外観が統一された住宅団地。
低層の棟が配置されている団地内では歩道の空きに木立が植えられていているが
季節は秋か、葉が落ちていた。
自分の向かうべき方向に行く前にその一画の空き地に要らなくなったﾊﾟﾝﾂを脱いで捨てた。
要らなくなったものをやっと捨てられて、軽い気持ちで奥に歩いていく。
ちらっと視界に入った脱ぎ捨てたﾊﾟﾝﾂは芝生の植えられた広場の片隅の植木区画に置いたが
そこだけ芝生は生えていなくて掘り返した土の色がそのままのような、ﾀｲﾙを敷いてあるような、
黒い色だった。

自分の向かうべき場所、半地下になっていて、そこは教室。
右端から、１，２，３、順番に、窓の開いたままになっているところから自分の机の中身を確認する。
どの部屋にも自分の机がある。
3番目の部屋で、自分の机に、持っていた鞄の中見を置いた。