ﾏﾝｼｮﾝの呼びﾁｬｲﾑが鳴る。
外に出てみるとﾁｬｲﾑを鳴らした昼出帰りの風俗嬢、
ﾌﾐﾖと■■、以外の■■■にもﾊﾞｯﾀﾘ会った。
丁度■■■に用があったので歩いていくのを引き止めた。


地階の駐車場へ男子が車を停めに行く。
荷物はいつも、知合いらしいﾃｷﾄｰなﾋﾄの車に入れておくのだが、
車を停めに行った2人は戻ってきた。
地下駐車場B2階既にｲｯﾊﾟｲでどこにもおけそうもない。
山積みになった車の層の更に下に潜ってみたが
放置期間が長いらしい、ｶﾋﾞてるような粉のふいた内装になっていたから止めておいた。
誰の車かもわからないしなぁ…、と考えていると後部ｼｰﾄに先客がいた。
あれなんかどう？と、ﾌﾛﾝﾄｶﾞﾗｽ越しに眼下に見える新しいｶﾝｼﾞのｼｰﾄが豹柄の車を指す。
ちょっとﾔﾝ趣味ぽいからやだな、と思ってﾌﾛｱに戻ることにした。

ｴﾚﾍﾞｰﾀｰを出ると引越し中のﾌﾛｱだった。
土曜日だからいつもの人達は休みだよ、と事務職の女性に云われる。
わかってる。
だから引っ越し手伝うね、と思って、まだ運ばれていない机や椅子を整理して
ﾌﾛｱの右側から左側へ運んだ。
外資系のこの会社は資産がﾔﾊﾞｲことになってるらしい、
引越し中もそんな情報が伝わったりする。ﾋﾄの出入りも激しい。

ﾌﾟﾗｯﾄﾎｰﾑの売店にめぼしいｱﾚがなかった。
階段を渡って向うのﾎｰﾑにあるかも？と向かってみる。
こっちは本線の下りﾎｰﾑ、むこうは本線の上りと支線の終着ﾎｰﾑ。
支線の行く先は本線の下り方面と同じだから
時間がなければ向うの電車に乗ればいいやと思う。
出発時間間際だがまだ電車の影は見えないし。