その場所は、山の中。
洞窟の入り口のある断崖絶壁。
久し振りにやってきたそこは、どこかのステージだった様な。

今日のライブはオーディションモノ。
一等になると賞金とかが出るらしい。
ライブが終わって、会場の外に出ると、特攻服の似合いそうな人々がたむろしてた。
たしかに、ヤンキー風なバンドが、出てたな。地元？
会場から出てくる人にいちいち因縁付けるヤン車。
女のｶｯｺしてれば大丈夫…。
関係者出入り口から一台のﾛｰﾊﾞｰﾐﾆが出て来た。
運転してるのはｼﾝちゃん。後ろの席にﾕｳﾀとｻｸﾗ。
顔が真っ赤になってる。ボコられたらしい…
くそ、ﾗｲﾌﾞﾊﾞﾄﾙで一等をとれなかったって八つ当たりってか？
そう思って、ﾊﾞｲﾊﾞｲ、と、手を振った。私は歩いてかえる。

ホールから出て、右手に歩いていくと大通りだった。
そこのホテルの前にいた。
気が付くと２階入り口の前にいて、昇降はタラップになっていて、
降りたくてもあとからあとからタラップで昇ってくるガイジンさん達。
ホテルボーイも接客に忙しく、ぼくはやきもきしながそこでまってるしかなかった。
早く帰りたいのに。