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無意識のデータベース
2024 September / 22 Sun ×
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2001 June / 17 Sun ×
…なんだかなぁ。
皆を置いて、僕らは買い出しに行く最中だった。
工業団地のようなひっそりとした町並みを抜け、
引率のオジサン(30〜40半ば)に連れられて行く。
フツーの住宅地を歩く、
平屋建ての民家が目に付く、玄関の向かいにあるトタンでできたガレージの軒先に紐状のスダレ(?)が垂れ下がってる、
なんだろうアレ?
と印象に残し、さらに行くと突然大通りに出た。
噂の建物買い取りオープン、ヨドバシカメラ。外装は白のタイルに、今年のラッキーカラー黄色タイルで横ライン、ブルータイルで縦ラインの4,5階建て。
今年のラッキーカラー使ってるよ〜(ちょこざいな)と、シンジに言い、
このアタリの一画は同じ仕様で建てられた計画地域で、ヨドバシの向かいにもマッチした建物がある。
ただしこっちは茶色が基調でクリームイエローの横ラインとピンクの縦ラインだった。
行った事があるスクール教室などの入った公共的文化施設。
あっちまで黄色(ラッキーカラー)だ〜とウケ過ぎてシンジはやや呆れ顔だった。

元来た道をのろのろ歩いていく。
さっきの印象深かったスダレガレージの民家からペルー人らしきのがぞろぞろ出てきていた。
シンジはあのスダレにロックを感じたとか言う。あのスダレ、下着で作ってあんだぜー、と、熱く語ってる。
本当だ…なんだろう?ライブの度に使った下着?なんだか汗臭そうでいやだ…

住宅地を抜けると工業団地になるんだが、
引率のオジサンが脇の駐車場の扉を開けてこっちのが近道だから、と促す。
元々このアタリに土地カンがあるらしいシンジは、そうそう、学生ん時よく使った!と思い出したようだ。
駐車場の隣は何かの工業施設で赤色に錆びたパイプやタンク類が高い壁から顔を出して見える。

駐車場を抜けると小砂利の河川敷(かなり広い)。
向こうからボーシと赤茶系のチェック柄の細いのが歩いてくる…誰かと思ったらユウタだ。
えらく意気消沈していて、そう言えば今日のライブも変なテンションだった…
引率の人に、もう帰るー、■■がやられてるー、そう言って帰っていく。
なんだか心配で後ろ姿を見送った。手を振りながら早く治せーとかなんとか言うが、力なく笑うだけだ。
ホント辛そう…何のヤマイだろう?


学校の渡り廊下(相模大野駅のコンコースみたいなとこ)まで来た。
窓の向こうに線路が見える。
引率の人が語り出す、何かのコンペ用のイラストの話、
プロジェクトで出すつもりだったが一向に話がまとまらんのでいっそ個人で出すか?
とシンジに問い掛ける。5枚以上、といわれ、楽勝っすよ、と余裕で嬉しそうなシンジであった。
引率の人の顔、よく見るとタルイセンセーのような…
だったら話は早い!ボクも言いたい事が在るんだ!
渡り廊下から右へ曲がり、左側にブースが並ぶ校舎の通路、
突き当たりの黒い扉の向こうがライブハウスで、シンジはそこに入っていった。
パーテーションで区切られたそのブース、扉に一番近いところにさっきの先生の教官ブースが在る。
先生はそこで作業着を着て座っている…
卒業論文でやったデ・スティール派のをもう一度提出レポート用に再考したいんですけど、
…と、話しながら気付いた。作業服?作業服はタルイセンセーじゃない。
作業服は言う。オマエが誰だかわからないから自己紹介するように、
そう言ってブースの奥の小さな教室に連れて行かれた。
生徒は8人ばかり。教壇を囲むように彼らは立っている。
引率されて入って来た僕は教壇のステージに立ってミンナに挨拶をした。
センセイの自己紹介は名前が聞き取れない、何度も訊ね直すが聞き取れなかった。


わざわざ抜け出して買いに行ったのはティルズオブファンタジア風のRPGゲームだったらしい。
ポリゴンテクスチャーマップの間延びしたフィールドマップの上を村人(女の子キャラ)が歩いてくる。
こんな風に斜度がついているのを表現できるなら■■■する必要無かったのに…
マップ上の鉱山町を歩く、所々に水晶マークのついた祭壇が在る。
それを踏まない様に歩いた。ニアミスでもそこをかすると足の裏が痛い。水晶が刺さるらしい…。
斜度の終わり、鉱山町の最奥の祭壇の上にも水晶マークがあった。

鉱山町は代々巫女が統治してきていた。
その最奥の祭壇は絶壁断崖の中腹に玉座と祭祀アイテムが懸かっていて、
その3つのアイテムを統べて身につけ祈りをささぐのが就任の行事だった。
最奥の祭壇は崖に突き出したステージにさらに付いてる壁で、玉座は右に傾き、足を滑らせると谷底逝き。
今年、巫女候補は2人いた。「ワタシ」(主人公)と、もう1人の同い年の女の子。
結局は彼女がやる事になったんだ、
「ワタシ」としてはあまり興味が無いし、能力は同等ぐらいだし、それで良いと思っていた。
でも、周りは言うんだ、彼女が選任されたのにはなにか裏があるって。
それは薄々気がついていたけど…彼女はそこまでしてやりたいんだろうから、黙るに限る。

祭壇の下には焚き火と、村の長老級が集まっていた。
彼らが見守る中、就任の儀式を行わなきゃいけない。
「ワタシ」や、仲のよい「仲間A」は彼女のサポート役で、一緒に玉座のある足場に上る。
白い、長い、邪馬台国の巫女の想像図のような格好で、足元は中国風の刺しゅうの入った赤い靴。
玉座に向かって詔を上げながら2度3度礼をしたあと、アイテムを執るのだが、
彼女は足を滑らせてしまう、手を掴む、思わず下を見た。
下のステージでは長老達が火を囲んで唖然としてるが祈りの言葉を止めない。
崖を滑り落ちていく祭祀アイテム達。
同じ様に「ワタシ」たちも落ちそうに、踏ん張りが利かない…
それに呼応するように崖下の森の中から「ワタシ」の異界の友人(女性の天狗)一族が現れた。
翼を持っている彼らは、必死に支えてる「ワタシ」と彼女を抱えた。

自家に戻って、一息ついた。
天狗から、もう1人の巫女の裏工作を聞かされた。
天狗の、彼女のトコロ(異界)にまで、手を伸ばしている、と言う忠告だった。
だからって、何かする気にはなれなかった。
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