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無意識のデータベース
2024 September / 22 Sun ×
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2001 April / 15 Sun ×
僕の愛しい人がそこにいた筈だった、
ショッピングモールは既に閉店していた、
けれど売り場の入口は開いたままで、
こんなんで大丈夫なんだろうか?
盗り放題のワゴンセールの靴が心配だった。
イッショに行動していた男子3、4人のグループ、彼らのテリトリーに足りないテーブルや椅子、
彼らのテリトリーはテラス式の外の飲食スペースだ、
それを調達しに閉店のそのショッピングモールに入った。
閉店中のその中でグループのテキパキした黄色のシャツの男子の指示で椅子やらテーブルやら
レストラン街の一画、飲食エリアからセット組みに矛盾が起きない様に運び出す、
営業中並みに人が混んでいる、
支配人のギンちゃん風のが文句言いに近づいてきた。
混んでいるレストラン、ミッキー似の男が私に付きまとうのでこの際ハッキリして置こうと腰を据えていう、
好きで■んじゃなく営業だから■んだよ、と嘲笑うように云う、
心配して傍にいたもうヒトリの男、
彼とも■けどこいつなんかホモだもん、
私って好きでもないのとばっか■よー、チクショー、
それでもミッキー風のそいつはそんなに傷ついてるわけじゃなかったみたいだ、
2階から窓の外を見ると区役所のような入口を入っていく常連、
いつも肩車の親子づれ(ブルースウィリス?)、
そうそう、そこから飛び降りれば良かったんだ、
不意に一階から地下(奈落)へのダストシュートの蓋が開く、
いつも肩車をしてくれていたブルースウィリス風の父兄が腕を掴んでくれる、
まだ落ちちゃ行けないらしい。

それでフロムAをみながら、白壁の黒木の厨房の棚を開けながら、
ユウキが持ってきたフロムA、転職かぁ、グレープフルーツの皮をむきながら(仕出しのバイト?)学生可、などという項目を見る、
学生って云う採用条件はある意味年齢制限だよなぁ、だから見るなら近所だよなぁ、
近所の求人は思ったとおり飲食業だらけ。

グレープフルーツの処理が終わる頃には
ボクらは(クルマ一台通れるくらいの)農道の真ん中に長テーブルに向かっていた、
テーブルの上はグレープフルーツの剥き皮だらけでテンコモリで、
農道の両サイドは水田になっていてまだ植わったばかりの苗が並んでいるようだった。
右手の水田一反の向こうに平屋があって、仕事が終わったことを報告しにゆく、
ユウキはまだ手を動かしていたからとりあえずボクヒトリでテーブルを離れた。
ボクらのテーブルの後ろにT字路を挟んで同じ様にテーブルがあってやっぱり黄色い皮でイッパイのテーブルに向かって、
作業しているのはシンジだった。ヒトリだったが手際が悪くてとても遅くなりそうな気がした、
やっぱり要領が悪いんだな、とか思って平屋に向かった、

平屋は間口2間ほどの小さな小屋で入口の引き戸が空いている、
周りでウロウロしてみた、中にトイレぐらいあるだろう、と思って入ろうとすると
ユウキも作業が終わったらしくてささっと入っていった、
報告をユウキに任せてボクはトイレだ。
入口を入ると土壁で土間が続いたその先に鉄筋コンクリート造の学校校舎との継ぎ目があった、
実験棟と一般棟の継ぎ目ともリンクしていて鉄筋コンクリート造部分にボクらが入ると背後の廊下の続きも鉄筋コンクリート造の校舎になる、
ただ内装、床上90cmぐらいのところでツートーンになっている壁の色が実験棟と一般棟ではまだ統一されていない、
まさに継ぎ目のようにクッキリ違っていた。案内板のシンボルマークも違っている。
進行方向の突き当たりは廊下が左右に伸びていて廊下の窓から外の明りが入って来る、
突き当たりの手前4mに階段室があった、そこを降りていくと教官の部屋がある。
ユウキと別れてボクは更に突き当たりの廊下を右に向かう。
出たところは体育館のアルプススタンドで、バスケットボールのゴールの丁度正面、
スタンド席にはぼんやりとゲームをみてる連中がいる、
このフロアのトイレは遠くに移動されていたから(階)下に行った方が早いか、と思う、
スタンド席からコートの脇になるスロープを降りていく。
スロープのツクリはなんだか邪悪で、これを使って下に降りようとしたこと自体が間違いだったラシイ、
学園の統括責任者までもが後ろを付いてきた、
ギンちゃん似の統括責任者にはサイコ野郎風に邪悪な兄がいて、この弟は兄をなにがあっても慕う潔癖症な人なのだ。
設計図通りに作られたスロープは2階のスタンドから2回折り返してアリーナ部分のステージの裏の扉につながる。
統括責任者は嫌な笑いで近づきつつ降りてきていた。
マズイ、捕まる前にスロープから出なくてはいけない、
焦って出入り口の引き戸を開けて1階の廊下に出る、
縦の細い鉄骨で支えられたスロープと舞台裏の空間はまるで檻のようで、
間一髪免れたボクを檻の中から睨みつけるギンちゃんはやっぱり薄ら笑いを浮かべながら苦々しい顔をしていた、
「ココは使っちゃいけなかったんですか、」
そう問うとそうだ、とニタリ、と笑って応えをもらった。

学園長の兄の方は元々は爆弾処理のエキスパートだった。
(映画のような回想シーンと説明画面。字幕付き。)
19世紀初め〜中頃の魔法ガッコウのような風情の講義風景、
長老の教授の講釈からはじまる。
研究室で論文制作と実験レポート制作をする兄と、主席を争うもうヒトリの青年。
兄は遠視が進み眼鏡をかけることになった。
そのメガネが彼の一生を変えたのだった…

外界と閉ざされた僕達のガッコウのあるその国から
兄はカモフラージュ用のクルマで草原を走る。
ソリのように滑らせながら僕らの国では当たり前だった装甲を剥ぎ取って
フツーのランドクルーザ型のクルマにして斜面をさらに滑っていくとふもとにロッジが見えた。
兄の向かっているのは彼のカラダ?ココロ?を変えてしまった小心者の整形外科医師のところだった。
何百年越しの恨みで、兄には深かった。

ロッジの中にその医師はいた。
医師の倉庫には付けられる前のか付けられた後のか、
軍事関係商品の人体の部品が展示してあった。
医師は武器商人をやりながら無許可の医療行為をやっているらしい。
レーザー銃を突きつけながら兄は大声で医師をののしる。
医師はあの時の判断は仕方が無かった、と懇願するように話す。
2人の女性の同僚(米国人)たちは、
(兄が)眼球さえ変えなければ人生は狂わなかったのにね、と、その様子を見て憂いていた。
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