忍者ブログ
無意識のデータベース
2024 September / 22 Sun ×
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2000 June / 11 Sun ×
海に出っ張ったデッキ。デッキの上にはタブン電波塔が立ってる。
デッキの(陸上からの)イリグチ付近に管制室風の機械が並ぶ部屋。
モニターをしている管制室の制服を着たオジサン達。気象予報、電波パトロール。
僕らはデッキの張り出してるイチバンはしっこから海を背にして夜空を飛び交う電波をキャッチしようとしていた。
僕の連れは40代ぐらいの男性で、ココにいればオンエアーされてる全ての番組をキャッチできるとゆうのだ。
イロイロな音が飛び交ってる…そして、耳慣れた音が耳に入った。

あの曲だ!

流しちまったFM局があるよ!僕らは興奮した。どこの局だろう?
僕の連れは手で空に飛び交ってる電波を掴もうとして窓の外に身を乗り出した。
窓の外は海の音。僕らはまるで船の上にいるようだった。
管制室のオジサン達がキョウミシンシンで訊きてくる。オシエテはくれないくせに…
管制室に近づいて窓越しに中を覗くと、案の定天気図が出力されていた。

視界、左側のはしっこに人影が。

右側。波打ち際。
右側の奥。管制室をぐるっと廻るように勝手口があって、
なだらかに丘陵になっていく砂浜。ここの海岸線は砂丘だ。
人影がまるで号令だった様にデッキからあふれでてくる子供たち。
夜の海岸に飛び出して行く。波打ち際には5,6人の12,3歳の子供。座敷童子の淫妖なカンジ。
(視界に入った人影が明確になって、保母風、または家主)誰か、連れ戻して!と、云ってる。
これから外に出ていこうとする子供を声をかけて止めてみたが無駄だった。
そして、空が明るくなった途端に

今度は何かに追われるようにデッキに帰ってくる子供たち。
凄い喚声だ。
勝手口から一団になって、まるでタロットカードのSUNのカードのように。
入って来る子供の1人、10歳ぐらいの女の子の口元が気になった。
口元は濡れていて、なんとなく、彼らが何をする為に増えたのかわかった。

「あれ、ふっちゃん、、、」フミヒコのふっちゃん、なんで泣いてるの?
帰って来た子供たちとイッショに窓の下。子供たちは外を見てるけど、彼はうな垂れてる。
ふっちゃんは既にオトナなんだけど。「…やられたの?ふっちゃん」身長180↑体重78↑の大の男が。

半べそでパンツをはいていない(まぁシャツで隠れてんじゃん?)ふっちゃんを連れて
■■■に促されて砂丘を上った。砂丘は上に行くほどに砂浜に生えるハマナス(タブン)。
砂丘を上ったところに海岸に沿って伸びる道路に出た。
わりと使い込まれてる道路、陸側に海に面してぽつん、ぽつん、商業用の小さな建物。
背中の海は青いはずで、昼過ぎののんびりしたカンジで、行き交う車ものんびりで、
とりあえず海を右に道路に沿って歩いていけば魔女の館に付くはずだった。
「そこにいけば、出所が分かるはず」と、ブルーグレーのタイル張りの3階建ての建物を背に×××はゆう。
窓に太陽光が反射して眩しい。太陽は海側、75度ぐらいのところにあった。

歩いているうちに町の中に入ったらしくて、気が付けば国立美術館の並びに来ていた。
■■■は舌打ちする、「なんでコンナトコ通ってんだ、失敗した!」悪態を吐く。
ここらの美術館は閉館日が多くて改築工事が多くて税金の無駄使いだとか、
そう言えばさっきのゴシック風の移設して来たような美術館も工事用ネットが張ってあったね。
3人で手をつないで歩いてるんだけど右側のふっちゃんの様子がもじもじして来た。
そうだね、服を買おう、
オレンジ煉瓦の門と小さなガーデンの、ここいら美術館一画の正面玄関、
その丁度道を挟んで反対側に呉服屋っぽいのが…(呉服屋?)
「安物の、2000円ぐらいのジーンズでいいよぅ…」なんだか姿に不似合いなくらい小さい声でふっちゃん。
(あまり期待しないで)入ってみたらマジ呉服屋だ。しかも女性と子供のしかない。
兵児帯がよく似合いそうな白い木綿にプリントや絞りの浴衣。
店員を無視して奥の出口から出ると、日本家屋の中庭とゆうか、赤い欄干で飾られて、
向こう側からでてきたオネェサンたちが唖然ととしている。
あ、こっち側は温泉旅館の…女湯だったラシイや。
石造りの堀に乳白色の湯に、女性何人か浸かって…こっちを見てる。
■■■が先頭に立ってさっきの大通りに出ようとサクサク歩いて、
僕はふっちゃんの手をひいて■■■の後を付いていく。
ふっちゃん、ケツ丸出しだもんなぁ、女性客の視線一人占め☆
ますますもじもじしてふっちゃんがぐすぐずして来たのがわかった。ハイハイ。
PR
NAME
TITLE
MAIL
URL
VOICE
EMOJI / FONT COLOR
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS
TRACKBACK URL :
ADMIN | WRITE
 
"ゆめうら" WROTE ALL ARTICLES.
忍者ブログ・[PR]
/ PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.